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歯並びは発音や脳の発達にも影響がある

歯並びが悪いと、噛むという機能が正常に作用しなくなってしまいます。顎を使って食べ物を噛むという行為は、脳に直接的に刺激を与え、脳の発達を促しているため、噛む機能が正常に作用しなくなると、自然と脳の発達にも影響が出てしまいます。

それだけではなく、歯並びは発音にも深く関係しているため、歯と歯の間に隙間があったり、出っ歯の場合、正確な発音ができないなど、発音の良し悪しにも影響を与えます。

歯並びと脳の発達の関係

歯並びと脳の発達の関係

脳と歯・顎は極めて近い位置にあり、健康な脳の発達を促すのは正しい噛み合わせが必要です。上下の歯を噛み合わせることで怒る刺激は、歯根の外側についている歯根膜によって脳に伝わります。つまり、歯根膜にはセンサーのようなものがついており、噛む刺激をこのセンサーがキャッチすることで、脳に伝達され、脳細胞が活性化しているのです。

脳は胎児の頃から成長し、6歳頃になると90%が完了すると言われています。そのため、この6歳までの脳が成長する時期がとても大切になります。6歳は乳歯から永久歯には生え変わりはじめる時期でもあるため、よく噛んで食べるという習慣が脳の成長には欠かせない習慣になります。この時期によく噛まないと脳に十分な血液が送られず、脳は酸素不足を起こしてしまい、脳の活動は鈍ってしまうのです。

やわらかいものばかりを食べることを控えるのはもちろん、噛み合わせが正常に機能するように早い段階で歯列を整えてあげることも重要ですよ。小児矯正は、歯列を綺麗に整えて顎骨の正常な働きを整えるだけでなく、その先にある身体全部の正常の発達を促すことにつながるというわけです。

歯並びと発音の関係

歯並びと発音の関係

子どもの発音に問題がある原因はさまざまありますが、「歯並びや噛み合わせの異常」も含まれます。
舌の先を上の前歯の裏の歯ぐきに触れさせて発音する音(サ行・タ行・ナ行・ラ行)は、歯間性構音(しかんせいこうおん)と呼ばれていますが、子どもで歯並びが悪い場合は、これらの発音が難しくなるケースがあります。例えばサ行が「シャ・シュ・ショ」となってしまうなどがその例です。なかでも受け口と呼ばれる反対咬合や、上下の前歯部分が噛んだ時に当たらず空いている状態になる「開咬」という噛み合わせは特に発音に影響を与えやすいとされています。

こうした発音のしにくさは、歯列矯正をすることで、改善することが可能なケースが多いです。歯列が正常になることで、発音にも悪影響を及ぼすことがなくなります。

また、お子様の場合、指しゃぶりには特に注意する必要があります。指しゃぶりは想像しているよりも大きな力で吸い込んでいるため、3歳を過ぎても指しゃぶりをしていると、奥歯を噛み合わせた時に前歯が噛み合わない開咬や、出っ歯と言われる歯列になるリスクが高まります。発音のしづらさに繋がってしまうので、3歳を過ぎても指しゃぶりをしている場合は、お子様の負担にならないよう、やめさせてあげる努力が必要です。

歯並びが悪くならないための予防方法

歯並びが悪くならないための予防方法

歯列矯正で歯並びを改善することにくわえ、歯並びが悪くならないように日々心がけることも重要です。食べ物はよく噛んで食べる、姿勢を正して過ごす、定期検診をさぼらない、口呼吸をやめるなど予防方法はいくつかあります。


まとめ

歯並びや噛み合わせは、脳や発音にも影響があることがわかりましたね。

歯列矯正をするにしても、日頃の予防方法を徹底するにしても、まだ小さいお子様だと自分の意志で改善するのは難しいため、ご家族のサポートが重要になります。お手本を見せてあげたり、できたときに何か小さなご褒美をあげるなど、工夫しながら改善していくのが望ましいでしょう。

歯並びが悪いと顔の育ちが悪くなる?

歯列の状態と顔の成長には深い関係があるため、歯並びが悪い状態のまま放っておくと、顔の発達にも悪影響を与えてしまうので注意が必要です。

子どものお口の成長

子どものお口の成長

子どもの顔の成長は、40~45%が5歳頃までに完了すると言われており、10歳では8割が完成した状態になります。はじめに顔の横幅が成長し、その後で顔の長さや深さが成長します。

子供のお口の成長は上の顎骨と下の顎骨で違いがあり、下顎骨よりも上顎骨は脳に近いという理由から、成長が早く、10歳の時点でほぼ完了するとされています。しかし、下顎骨は男女の差も大きく、女性は14歳頃で完成するのに比べ、男性は18歳頃まで発達し続けます。

さらに、顔全体の成長で見ると、10歳で80%完了した状態になると言われており、下顎骨の成長が完了した後に顔の成長も止まると言われています。

成長が終わる前に歯列を整えることが重要!

お口や顔の成長が完成されるまで、歯並びが悪い状態のまま放っておいてしまうと、顔の輪郭に悪影響を与え、受け口やで出っ歯を招く原因になります。歯並びと顔の成長は直結しているとも言えるため、お口や顔の成長が完了する前の早い段階で歯列を整えてあげることが大切です。

顔の育ちは遺伝だけじゃない

顔の育ちは遺伝だけじゃない

顔の輪郭や顔立ちは遺伝によって決まるものと思っている人も多いかもしれませんが、それだけではありません。顔立ちを決める一番の大きな要素は骨格と言われています。子どもは大人とは異なり、小児矯正治療を受けることで、上顎骨と下顎骨の正しい発育をコントロールすることが可能です。正しい発達を促すことができれば、自然と顔立ちも整ってくるのです。

何歳から小児矯正をはじめるべき?

お子様の状態にもよりますが、顎の位置のずれや受け口で悩まれている場合は、できるだけ早めに開始するのが良いでしょう。早い例だと3歳から開始するお子様もいらっしゃいます。しかし、あまり幼すぎると、歯列を整える意味や目的を理解できないので、治療がスムーズにいかないこともあります。ですので、治療の意味や目的を理解できる年齢の目安とされる6歳頃(小学生になる前)頃が適切だとされています。

小児矯正のメリット

小児矯正のメリット

小児矯正では、大人とは違い、正しい上顎骨と下顎骨の成長を促すことができると説明しました。そうすることで、歯を並べるだけのスペースもきちんと確保できるようになり、顎の運動と歯列を調和させやすくなります。

早い段階で歯並びを整えておくことで、顔の育ちが良くなることはもちろん、機能的な面でも大きなメリットがあります。噛み合わせもよくなり、よく噛んで食べることができるようになります。すると唾液の分泌量も増えて、口腔内の健康状態も守ることができます。
歯が整えば歯磨きもしやすくなるので、磨き残しも減って、それ以降の虫歯や歯周病のリスクも減らせます。お口まわりの機能やお口の中が正常に機能するようになり、結果的に全身の健康を守ることにもなるのです。

まとめ

歯並びの状態は顔の育ちに大きく影響するということをご理解いただけたでしょうか?歯並びが悪い状態のまま成長してしまうと、顔やお口もそれに伴って、育ちが悪くなってしまいます。お子様の健康的かつ美しい発達を守るためには、早い段階での小児矯正治療がおすすめです。

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