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口腔機能発達不全の解消方法

小学生で虫歯になる割合は減ってきてはいるものの、唇を閉じるのが難しい子どもは5割、口呼吸をしてしまっている子どもは3割になっており、年々増えていくと予想されています。こうした症状には「口腔機能発達不全症」という名称が設定されています。

口腔機能発達不全症とは

口腔機能発達不全症とは

先天性の疾患がない健康な子どもの、食べる・話す・呼吸などが正常、もしくは十分に発達していない状態を指す疾患です。具体的な例は以下の通りです。

① 食べる機能不全

お口の中に食べ物を入れて噛んで飲み込むまでの一連の流れをスムーズに行うことができない状態です。原因はお口の中にある可能性が高く、生えるのが遅い歯があることや、不正咬合、大きな虫歯、咀嚼回数が少ないなどがあげられます。

② 話す機能不全

発音機能は、5〜6歳頃に完成すると言われています。この年齢にあたる頃、カ・サ・タ・ナ・ラの各行の音が正しく発音がむずかしい場合が、話す機能不全に該当します。例として、普通にしていても上の前歯が口から見えてしまう、唇がうまく閉じられていない。舌を前に突き出すとートの形になるなどがあげられます。唇や舌、頬の筋肉の力不足や調和の乱れ、形態異常によって生じている可能性があります。

③ 呼吸機能不全

簡単に言ってしまうと、口呼吸が呼吸機能不全にあたります。鼻呼吸は身体にとって適切な呼吸方法とされているため、口呼吸をしていると、歯列が乱れる、顔立ちが悪くなる、虫歯の誘発につながる、歯周病の原因になるなど、さまざまなリスクを招きます。

口腔機能発達不全症の解消方法

口腔機能発達不全症の解消方法

口腔機能発達不全症は、主に3つのジャンルに分けられるため、それぞれに合った解消方法が検討されます。食べる機能不全を解消したい場合は、歯ごたえのあるものを食べるようにして咀嚼回数を増やす、正しい食べ方・飲み方を身につけるなどのおうちでできるケアにくわえ、定期検診により虫歯の原因を取り除くなどの専門的な対処も必要になります。

呼吸機能不全においては、口呼吸を解消することが先決になるため、鼻呼吸ができるようなサポートが必要になります。鼻づまりが原因となっている場合は、耳鼻咽喉科などで診てもらうという対処方法も必要になります。

話す機能不全を解消したい場合は、不正咬合が原因となっていることが多いため、歯列矯正をすることが望ましいでしょう。話す機能不全だけに言えることではなく、小児矯正を適切な時期に行うことで、得られるメリットはたくさんあります。

矯正治療は成長期にあたる子どものうちにしよう!

矯正治療は成長期にあたる子どものうちにしよう!

歯列矯正は、大人になってからでも決して遅くはありませんが、大人になってしまうと、すでに顔や口が完成されている状態になるため、骨格の発達を促すことはできません。しかし、小児矯正はまだ成長期の段階にあたるため、歯列だけではなく、骨格の発達を促すことも可能です。

読んでいただいたように、口腔機能発達不全症は、元を辿れば不正咬合が原因になっていることも多いのです。お口の中やお口周りの筋肉、そのほかの全身の機能を十分に発揮させるためにも、歯並びを正しく整えることは重要です。

まとめ

この記事で紹介した機能不全は、子どもたち自身は、「おかしい」「不便」「異常」と自覚していることは少ないです。ですので、ご家族が早い段階で気づいて、改善につとめることが重要です。

小児矯正は、顎の正しい発達も促せるため、顔立ちにも影響します。お子様の歯列のお悩みや機能的な問題で悩んでいる方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

歯並びを改善するためにできることは?

お子様の歯並びは遺伝的要因もありますが、習慣的な要因も大きく関係しています。つまり、歯並びに悪影響を与えてしまう習慣や癖をやめることができれば、歯列を改善することにつながるのです。

歯並びを悪くしてしまう原因には何がある?

歯並びを悪くしてしまう原因には何がある?

お子様の歯並びを悪くしてしまう原因には、歯ぎしりなどの癖や、やわらかいものばかり食べる習慣などをはじめ、爪噛みや口呼吸、指しゃぶりなど、さまざまな原因があります。

口呼吸をしていると、舌の位置が下顎側になってしまい、筋肉のバランスが崩れてしまうため、上顎骨が狭くなります。さらに、 口をぽかんと開けている状態も続き、お口周りの筋力も弱っていき、口が閉じにくくなったり、出っ歯や歯並びの凹凸などの原因になります。

爪は思っているよりも固く、爪を噛む習慣が続くと、歯の根が短くなったり前歯の先が減ったりと、成長期の歯や歯茎に負担がかかり、歯にゆがみが生じて不正咬合を招いてしまいます。受け口を招く原因になることもあります。

また、3歳を過ぎても指しゃぶりをしてしまっている場合は要注意です。指を吸う力は想像以上に強いため、上の前歯に負担がかかり、歯が斜めに生えて出っ歯になるリスクが増加します。指を吸う筋肉の影響で奥歯の歯並びが乱れてしまう可能性もあるので注意が必要です。

歯並び改善と予防方法

歯並び改善と予防方法
① 口呼吸ではなく鼻呼吸に

冒頭でも説明したように、口呼吸はお口周りの筋肉の発達を邪魔してしまい、歯列を乱す原因になってしまいます。た。口呼吸によるお口の中の乾燥も虫歯や歯周病、口臭のリスクを増加させるので、注意が必要です。口呼吸は口周りの筋肉を鍛えることで、改善が期待できます。鼻づまりが原因で口呼吸になってしまっているケースもあるので、そういった場合には耳鼻咽喉科にも並行して通院すると良いでしょう。

② 姿勢を正す

姿勢と歯並びも実は深い関係があります。悪い姿勢の状態だと前歯を使って噛み切る、奥歯で潰すなどの機能が十分にはならきません。こうした機能が不十分だと顎やお口周りの筋肉の発達も進まず、歯が並ぶだけの十分なスペースが確保できず、歯列に乱れが生じます。普段からお子様の姿勢をチェックし、正しい姿勢を維持できるよう、サポートしてあげましょう。改善します。筋力をつけるために、しっかりと外遊びをさせることも重要ですよ。

③ よく噛んで食べる

食べ物をよく噛んで食べることは、お口周りや顎の正常な発達を促す大切な要因です。さらに、よく噛んで食べることで唾液の分泌量も増え、口腔内の環境が整うので虫歯や歯肉炎の予防にもつながります。ひと口で30回は噛むように覚えさせましょう。

よく噛んで食べるためには、食べる物も大切です。やわらかいものばかり食べていたり小さく切ったものばかり食べているとどうしても噛む回数は減ってしまいます。野菜スティックや小さくカットし過ぎていないお肉、歯ごたえのある煮物などがおすすめです。フランスパンなどもおすすめですよ。煮干しやするめ、ナッツ類やりんご、ガムなどはおやつに最適ですよ。

④ 歯科医療で定期検診を行う

おうちでのケアや習慣改善に加えて、歯科医院での定期検診も大切になります。プロによる定期検診では、虫歯や歯周病のチェックだけではなく、噛み合わせや歯並びの確認もしてもらえます。歯科医師や歯科衛生士に定期的にお口の中のトータルチェックしてもらうことで、歯列のリスクの予測や、リスク回避のための予防が可能になります。効果的だとされる適切な時期に小児矯正を開始するのも大切ですよ。

まとめ

まとめ

お子様の歯並びを改善するためには、原因となっている癖や習慣などを正すことが大切です。しかし、強制してしまうと負担になってストレスになってしまうこともあるので、見守りながら、一緒にゆっくりと改善してあげましょう。

また、すでに乱れが生じてしまっている場合は、生活習慣を改善するだけでは治りません。適切な時期に歯列矯正をすることで改善してあげましょう。

歯並びが悪いこどもの習慣

お子様の歯並びが悪くなってしまう原因は遺伝がほとんどだと思っていませんか?もちろん遺伝の要因もありますが、それだけではありません。ついついやってしまっている癖や習慣が歯並びを悪くする原因になっていることもあります。

昔よりも歯並びの悪い子どもは増加している!?

昔よりも歯並びの悪い子どもは増加している!?

ある調査では、9割以上の歯科医師が子供の歯並びが年々悪くなっていると感じているという結果も出ており、子どもの歯列に悩んでいる親御さんもたくさんいます。かたいものを食べずにやわらかいものを食べる機会が増えていることや、咀嚼回数が少ないこと、歯ぎしりや食いしばりなど、原因はさまざまです。


歯並びを悪くする習慣

歯並びを悪くする習慣

歯並びを悪くする要因として、遺伝はどうしようもない点が多いですが、習慣や癖は意識することで治していくことができます。子どもの歯並びを悪くしてしまう習慣はどのようなものがあるのでしょうか?


口呼吸

口呼吸は良くないという言葉は聞いたことがある人が多いと思いますが、特に子供の場合は、早いうちに改善しておかないと口呼吸が身体に染み付いてしまいます。口呼吸をしていると歯同士が被せ合わない状態になってしまうため、噛み合わせた型にならない状態が続きます。

また、口呼吸の状態だと舌は下顎側に位置しているため、筋肉のバランスが崩れてしまい、上顎骨が狭くなります。 口をぽかんと開けている状態も続き、お口周りの筋力も弱っていきます。こういった状態が続くと、口が閉じにくくなったり、出っ歯や歯並びの凹凸などの不正咬合が引き起こされてしまうのです。

そのほかにも、口呼吸はお口の中が乾燥して唾液の量が減り、虫歯や歯周病のリスクが高まったり、口臭の原因になったりと、さまざまなリスクが生じるので早めに改善することが大切です。

爪噛み

爪を噛んでいる状態は、想像しているよりも歯に負担がかかります。爪は堅いため、毎日なんとなく爪を噛み続けていると、前歯の歯の根が短くなったり前歯の先が減ってしまったりと、成長期の歯や歯茎に負担がかかってしまいます。特に爪を噛んでいる方の歯に力が加わり、歯にゆがみが生じ、不正咬合を招いてしまいます。さらに、前方での咬み癖が起こるケースも多く、それによって受け口を招く原因になることもあります。

指しゃぶり

指しゃぶりは、1〜2歳までであれば、これから生きるための訓練として重要なものだとされているため、気に止める必要はありません。しかし、3歳を過ぎても続けていると、不正咬合を招く原因になります。指を吸う力は想像以上に強く、上の前歯に力がかかり、負担がかかります。すると、歯が斜めに生えて出っ歯になるリスクが高くなります。さらに、指を吸う筋肉の影響により、奥歯の歯列も乱れてしまう可能性もあります。出っ歯になってしまうと、上の歯と下の歯に隙間ができ、そこに舌を突き出して、遊んでしまうお子様も見られます。こうした遊びが癖になると、現状よりも歯列が悪化してしまうので、早い段階で指しゃぶりをやめさせてあげるのが良いでしょう。

まとめ

まとめ

この記事で紹介したようなリスクも踏まえたうえで、子供の癖を見守ってあげましょう。「発達に影響が出る」と焦ってお子様の癖や習慣を無理矢理やめさせてしまうと、お子様の精神的な負担を増加させてしまうことがあります。

悪い癖をいつもより抑えられたら褒めてあげる、ちょっとしたご褒美をあげたりするなど、できたときに何かを与えるという方法で改善していくのが、お子様にも自信がつくのでおすすめです。

何歳から矯正をすればいいの?

お子様の小児矯正を検討するにあたり「何歳からするのがベスト?」「もう遅い?」と悩んでいる親御さんも多いと思います。小児矯正は、顔やお口の成長が完了してしまう前に、できるだけ早い段階からはじめるのが良いとされていますよ。

歯列矯正のタイミングは大きくわけて3つ

歯列矯正のタイミングは大きくわけて3つ

子どもの歯科矯正のタイミングは、 3〜5歳頃から行う「0期治療」と、6〜12歳頃から行う「1期治療」、13歳以降に行う「2期治療」の大きく3つに分けられます。

13歳以降の歯列矯正では、一般的にみなさんがイメージするワイヤー矯正やマウスピース矯正になりますが、0期治療と1期治療は、子どもならではの矯正をすることが可能です。

小児矯正をはじめる時期は「小学生になる6歳頃」がおすすめ

小児矯正をするにあたり、一般的に推奨されている年齢は小学1年生にあたる6歳頃です。理由としては、小学1年生くらいの年齢になると矯正治療の意味や目的も理解できるようになってくる年齢で、歯科医院の診察台で一定時間治療を受けることも可能になるからです。

そしてもうひとつの大きな理由は、6歳頃は顎の成長過程にあるからです。この成長過程の時期に合わせて小児矯正をスタートすることで、歯列が整うこと以外にもさまざまなメリットを得られます。受け口や出っ歯などの改善を目的とする歯列矯正も、このタイミングで行われることがほとんどです。

1期治療で用いられる装置例

1期治療で用いられる装置例

時期によって用いられる矯正の装置は異なります。1期治療で用いられる装置は主に以下のようなものがあげられます。

リンガルアーチ

抜歯をともなう矯正を行う場合、臼歯が前方に移動するのを防ぐ装置で、適応症例は前歯部分の反対咬合や凹凸歯になります。

ヘッドギア

上顎の成長を抑える目的で使われる装置で、装着時間は1日17時間以上です。主に出っ歯の改善に用いられます。

T4K・マイオブレース

顎の成長をサポートするとともに、舌を突き出す癖や口呼吸などの習慣を改善する装置です。適応症例はガタついた歯並びや受け口、深い噛み合わせが主です。1日中1時間〜2時間と、就寝中に装着するのでそれほど負担がありません。

バイオネーター

筋肉の動きを生かし、下顎の成長をサポートする装置です。深い噛み合わせや出っ歯、受け口などの治療に用いられます。装着時間は1日10時間以上になります。

リップバンパー

唇の圧力を抑えて、歯並びが悪化するのを防ぐ装置です。主に下顎の小児矯正に用いられます。装着時間は1日18時間以上と少々長いです。

インビザライン ファースト

永久歯と乳歯が混在する時期専用のマウスピース型矯正装置です。広い範囲にわたる噛み合わせおよび歯並びの悪さに対応することができます。成人矯正で用いられるインビザライン同様、1日20時間〜22時間以上の装着時間が必要です。

小児矯正の目的や改善できること

小児矯正の目的や改善できること

小児矯正の目的とは、歯の凹凸やすきっ歯の改善を含め、これから生えてくる歯の隙間を可能な限り確保することだけではありません。これらに加えて、奥歯や前歯を正しい位置に配列させ、成長能を誘導して上顎、下顎の骨格的なバランスを整え、顎の正しい成長を促すことも大きな目的です

大人になってしまうと骨格が完成されている状態になるため、子どもの時期の歯列矯正のように発達を促すことはできなくなります。

ですので、成長が旺盛な成長期、主に6歳頃から歯列矯正をすることで、今後の顔立ちも整えることにつながるのです。具体的な例をあげると、上顎の成長が弱くて生じてしまう「受け口」のお悩みを抱えているお子様は、上顎の骨ごと前方に牽引し、下顎に合わせます。

また上顎の成長が強く歯が前に突き出している状態にあたる「出っ歯」は、ズレがある奥歯から骨ごと後ろに移動させ、前歯を正しい位置に引っ込める治療が行われます。こういった骨格からの改善はこの時期でしかできません。

まとめ

小児矯正は歯列を整えるだけではなく、顎の成長にも影響し骨格の成長も正しく促してくれる効果があります。おすすめの時期を紹介していますが、あくまで目安ですので、お子様の歯列や顔立ちで気になることがあれば、まずは歯科医院で相談してみるのがおすすめです。

歯並びは発音や脳の発達にも影響がある

歯並びが悪いと、噛むという機能が正常に作用しなくなってしまいます。顎を使って食べ物を噛むという行為は、脳に直接的に刺激を与え、脳の発達を促しているため、噛む機能が正常に作用しなくなると、自然と脳の発達にも影響が出てしまいます。

それだけではなく、歯並びは発音にも深く関係しているため、歯と歯の間に隙間があったり、出っ歯の場合、正確な発音ができないなど、発音の良し悪しにも影響を与えます。

歯並びと脳の発達の関係

歯並びと脳の発達の関係

脳と歯・顎は極めて近い位置にあり、健康な脳の発達を促すのは正しい噛み合わせが必要です。上下の歯を噛み合わせることで怒る刺激は、歯根の外側についている歯根膜によって脳に伝わります。つまり、歯根膜にはセンサーのようなものがついており、噛む刺激をこのセンサーがキャッチすることで、脳に伝達され、脳細胞が活性化しているのです。

脳は胎児の頃から成長し、6歳頃になると90%が完了すると言われています。そのため、この6歳までの脳が成長する時期がとても大切になります。6歳は乳歯から永久歯には生え変わりはじめる時期でもあるため、よく噛んで食べるという習慣が脳の成長には欠かせない習慣になります。この時期によく噛まないと脳に十分な血液が送られず、脳は酸素不足を起こしてしまい、脳の活動は鈍ってしまうのです。

やわらかいものばかりを食べることを控えるのはもちろん、噛み合わせが正常に機能するように早い段階で歯列を整えてあげることも重要ですよ。小児矯正は、歯列を綺麗に整えて顎骨の正常な働きを整えるだけでなく、その先にある身体全部の正常の発達を促すことにつながるというわけです。

歯並びと発音の関係

歯並びと発音の関係

子どもの発音に問題がある原因はさまざまありますが、「歯並びや噛み合わせの異常」も含まれます。
舌の先を上の前歯の裏の歯ぐきに触れさせて発音する音(サ行・タ行・ナ行・ラ行)は、歯間性構音(しかんせいこうおん)と呼ばれていますが、子どもで歯並びが悪い場合は、これらの発音が難しくなるケースがあります。例えばサ行が「シャ・シュ・ショ」となってしまうなどがその例です。なかでも受け口と呼ばれる反対咬合や、上下の前歯部分が噛んだ時に当たらず空いている状態になる「開咬」という噛み合わせは特に発音に影響を与えやすいとされています。

こうした発音のしにくさは、歯列矯正をすることで、改善することが可能なケースが多いです。歯列が正常になることで、発音にも悪影響を及ぼすことがなくなります。

また、お子様の場合、指しゃぶりには特に注意する必要があります。指しゃぶりは想像しているよりも大きな力で吸い込んでいるため、3歳を過ぎても指しゃぶりをしていると、奥歯を噛み合わせた時に前歯が噛み合わない開咬や、出っ歯と言われる歯列になるリスクが高まります。発音のしづらさに繋がってしまうので、3歳を過ぎても指しゃぶりをしている場合は、お子様の負担にならないよう、やめさせてあげる努力が必要です。

歯並びが悪くならないための予防方法

歯並びが悪くならないための予防方法

歯列矯正で歯並びを改善することにくわえ、歯並びが悪くならないように日々心がけることも重要です。食べ物はよく噛んで食べる、姿勢を正して過ごす、定期検診をさぼらない、口呼吸をやめるなど予防方法はいくつかあります。


まとめ

歯並びや噛み合わせは、脳や発音にも影響があることがわかりましたね。

歯列矯正をするにしても、日頃の予防方法を徹底するにしても、まだ小さいお子様だと自分の意志で改善するのは難しいため、ご家族のサポートが重要になります。お手本を見せてあげたり、できたときに何か小さなご褒美をあげるなど、工夫しながら改善していくのが望ましいでしょう。

歯並びが悪いと顔の育ちが悪くなる?

歯列の状態と顔の成長には深い関係があるため、歯並びが悪い状態のまま放っておくと、顔の発達にも悪影響を与えてしまうので注意が必要です。

子どものお口の成長

子どものお口の成長

子どもの顔の成長は、40~45%が5歳頃までに完了すると言われており、10歳では8割が完成した状態になります。はじめに顔の横幅が成長し、その後で顔の長さや深さが成長します。

子供のお口の成長は上の顎骨と下の顎骨で違いがあり、下顎骨よりも上顎骨は脳に近いという理由から、成長が早く、10歳の時点でほぼ完了するとされています。しかし、下顎骨は男女の差も大きく、女性は14歳頃で完成するのに比べ、男性は18歳頃まで発達し続けます。

さらに、顔全体の成長で見ると、10歳で80%完了した状態になると言われており、下顎骨の成長が完了した後に顔の成長も止まると言われています。

成長が終わる前に歯列を整えることが重要!

お口や顔の成長が完成されるまで、歯並びが悪い状態のまま放っておいてしまうと、顔の輪郭に悪影響を与え、受け口やで出っ歯を招く原因になります。歯並びと顔の成長は直結しているとも言えるため、お口や顔の成長が完了する前の早い段階で歯列を整えてあげることが大切です。

顔の育ちは遺伝だけじゃない

顔の育ちは遺伝だけじゃない

顔の輪郭や顔立ちは遺伝によって決まるものと思っている人も多いかもしれませんが、それだけではありません。顔立ちを決める一番の大きな要素は骨格と言われています。子どもは大人とは異なり、小児矯正治療を受けることで、上顎骨と下顎骨の正しい発育をコントロールすることが可能です。正しい発達を促すことができれば、自然と顔立ちも整ってくるのです。

何歳から小児矯正をはじめるべき?

お子様の状態にもよりますが、顎の位置のずれや受け口で悩まれている場合は、できるだけ早めに開始するのが良いでしょう。早い例だと3歳から開始するお子様もいらっしゃいます。しかし、あまり幼すぎると、歯列を整える意味や目的を理解できないので、治療がスムーズにいかないこともあります。ですので、治療の意味や目的を理解できる年齢の目安とされる6歳頃(小学生になる前)頃が適切だとされています。

小児矯正のメリット

小児矯正のメリット

小児矯正では、大人とは違い、正しい上顎骨と下顎骨の成長を促すことができると説明しました。そうすることで、歯を並べるだけのスペースもきちんと確保できるようになり、顎の運動と歯列を調和させやすくなります。

早い段階で歯並びを整えておくことで、顔の育ちが良くなることはもちろん、機能的な面でも大きなメリットがあります。噛み合わせもよくなり、よく噛んで食べることができるようになります。すると唾液の分泌量も増えて、口腔内の健康状態も守ることができます。
歯が整えば歯磨きもしやすくなるので、磨き残しも減って、それ以降の虫歯や歯周病のリスクも減らせます。お口まわりの機能やお口の中が正常に機能するようになり、結果的に全身の健康を守ることにもなるのです。

まとめ

歯並びの状態は顔の育ちに大きく影響するということをご理解いただけたでしょうか?歯並びが悪い状態のまま成長してしまうと、顔やお口もそれに伴って、育ちが悪くなってしまいます。お子様の健康的かつ美しい発達を守るためには、早い段階での小児矯正治療がおすすめです。

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